以下は、2019年7月、交流会参加後に備忘録としてFacebookに投稿した内容です。
同年の秋、中野区の子ども子育て環境を少しでも良くしたいという考えで任意団体でまとめた中野区への予算要望書として、『災害時の妊産婦及び乳幼児がいる家庭の避難場所に配慮して頂きたい』を提出。
また、災害時の避難所運営に女性の視点が必要と知り、防災士について学びました。
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公益社団法人 東京都助産師会 新宿中野杉並地区分会主催
【災害時親子を守るために何が出来るかを考える交流会】に参加しました。
講師は、厚生労働省DMAT事務局・小児救急看護認定看護師の上吉原良実さん。
東日本大震災を機に検討され、3年前から厚生労働省による養成が開始された「災害時小児周産期リエゾン」の活動について、後回しになりやすい母子避難の必要性、避難所に来られない人にどうしたらリーチ出来るか、発災直後で限られた物品を工夫&使用した保清の重要性、避難所を清潔に保つことの難しさと重要性…などたくさんの事例から学びがありました。
保清や清潔の重要性においては、あせもや虫刺されから二次感染を起こすと「とびひ」に発展し接触感染してしまうこと、また皮膚トラブルには何よりもお風呂に入ることが一番の治療方法である、というお話しがありました。一見、「こんな大変な時になんで風呂に入るの?」と思われがちですが、「治療」であることを周囲に理解してもらうことも必要である、ということでした。
子どもを守る立場にある者としても、改めて予測のつかない事態に置かれる状況を考える貴重な機会となりました。
(※災害時小児周産期リエゾン...大災害発生時に小児・周産期医療に特化したコーディネーター、連携体制のことです。)
普段、「いつ起こるか分からない災害に備えなければ…。」ということは多くの方の共通認識としてあると思います。一方で、人間の心理として誰もが正常性バイアス(きっと自分は大丈夫だと考えてしまう)を持っている側面もありそうです。まずは私たち一人一人がそうであることを各自で認め、ではそこからどうしたら良いの?について考えていけると、意識改革を求めるより有効かもしれません。
例えば、子どもが生まれてから避難用袋を準備したものの、中身のチェックがずっとされていないとか、中には賞味期限が切れている商品が入ったまま…なんていうことがないでしょうか。(←これ我が家でも!)
災害時、助けてくれるはずの行政も同じ被災者の立場にあり、その機能が復帰するには時間を要するということは容易に想像出来ます。まずは各家庭の減災力をチェックすること、合わせて自分の住む地域の繋がりで助け合えるよう、平時からゆるやかな関係が構築されていることや、話し合いそして準備しておくこと。これがかなり重要になり最後はそこに尽きるかもしれません。
そして、二次避難所(一部の児童館・保育園等)は発災後すぐに利用出来ないという区の現状があります。
準備の段階でその点も踏まえ、大勢の人々が一気に押し寄せる一次避難所に、
「出産したばかりでまだケアを必要とするお母さんが休める場所があるだろうか?」
「免疫力も低く2−3時間おきにミルクや母乳を飲む新生児が、何日間も多人数の中で過ごせるだろうか?」
「これから出産を迎える妊婦の方をどう守れるか?」
等々について、当事者や専門家を交えて話し合い対策を考え、地域で共有しておくことが必要だと学びました。
例えば、まずは自分達の避難袋を持ち寄って中身を点検する会、などの企画は、自分ごととして考えられるようになる”きっかけ”になるかもしれません。
講師の上吉原良実さん、勉強会を主催して下さった 公益社団法人 東京都助産師会 新宿中野杉並地区分会 大久保久美子さん、
貴重なお時間を頂きありがとうございました。
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